十日恵比寿神社の福引が凄かった!ご利益・お守り・御朱印も解説

商売の町でもある博多には、古くから商売に関わる人々の信仰を集める神社が鎮座していました。

そのひとつが十日恵比須神社です。

毎年行われる福引きが大人気でスゴイ混雑になりますが、なぜそんなに人気なのか気になりますよね。

この記事では十日恵比須神社のご利益やお守り、御朱印についてご紹介します。

参拝の参考にどうぞ。

十日恵比寿神社の歴史

十日恵比寿神社(とおかえびすじんじゃ)は福岡市博多区に鎮座する神社です。

1591年に創建された神社で、お祀りするのは事代主命(えびすさま)と大国主命(大黒様)です。

かつて香椎宮の宮司の家に生まれた武内五右衛門は生家を離れ商売を営んでいました。

ある日、香椎宮と筥崎宮への参拝の帰り道、えびす様の神像を2つ見つけます。

その像を持ち帰ったところ、商売が繁昌するようになったのです。

その感謝の気持ちを込めて神像をお祀りする社を創建したのが十日恵比須神社の始まりだといわれています。

十日恵比寿神社は商売繁盛のご利益を頂けるパワースポット

十日恵比寿神社にお祀りしている事代主命と大国主命は海の神さまでもあり、親子神でもあります。

海上交易によって商売の町として栄えた博多では熱心に信仰されている神さまです。

豊漁や豊穣のご利益をもたらすほか、大国主命は縁結びの神さまとしても広く信仰されている神さまです。

そのため商売繁昌と縁結び祈願のパワースポットとして知られています。

手水舎にはえびすさまのトレードマークである縁起物の鯛をあしらった像が設置されており、こちらからお水をいただけます。

なんともめでたい気分になります。

十日恵比寿神社の福引

毎年1月8日~11日には十日恵比須神社で「十日恵比須正月大祭」が執り行われます。

この期間中は博多で商売を行う多くの商売人はもちろん会社勤めのビジネスマンや観光客で賑わいます。

200近くの出店もでて、会社帰りや出勤前に参拝するという人も多い博多の冬の風物詩です。

そして境内では空くじなしの福引が行われ、様々な縁起物が当たります。

定番の福笹(ふくざさ)や福寄せ(くま手)はもちろん、張り子で作られた福起こし(ダルマ)、干支、そろばん、福俵などが当たります。初穂料は1回2000円です。

なぜこの期間に大祭が行われるのかというと、十日恵比須神社を創建するきっかけとなったえびす様を見つけた日が1月10日だからとされています。

正月大祭ではまず本殿に参拝し、それが終わったら本殿の両脇に設置された出店で福引き券を購入します。

期間中は様々な催し物も行われますが、最も混雑するのは1月10日です。

参拝するだけでも3時間ほど待ちます。

「できるだけ並びたくない」という人は朝早くに参拝するのがオススメです。

福引は9:00~翌朝6:00まで行われていますが、日にちによって時間が前後することがありますのでその年の十日恵比須神社の公式ホームページで時間をチェックしてお出かけしましょう。

また1月9日・10日だけに行われる「開運御座(おざ)」もおすすめです。

かつては各会の名士だけを対象に行われていましたが、現在は一般人も参加できます。

初穂料5000円で昇殿してご祈祷を受け、お抹茶やお菓子の接待、お供え物のお下がり、福引がセットになっています。

十日恵比寿神社でおすすめのお守り

十日恵比須神社で最も注目を浴びているお守りは「えびす銭」です。

えびす銭とは商売や事業を新たに始める際に資金(種銭)となるものを指します。

かつては神社から借りたこの種銭を、一年経ったら金額を増やして神さまへの感謝の気持ちと共に神社に返納するという習慣がありました。

十日恵比須神社では古来のしきたりを現在でも伝えている神社なのです。

えびす銭は現代のお金ではないので貨幣としては使用できませんが、お財布にお守りとして入れておくことで金運を上昇させるといわれています。

えびす銭は200円で借りることができます。

その他にも身につけるお守りとして「金守り」初穂料800円や「厄除開運お守り」初穂料800円、大黒様とえびすさまのイラストが入った福福しいお守り「開運招福・商売繁昌お守り」初穂料特大5000円、小1000円などがあります。

タイの形をした根付けタイプのお守り「めでたい」初穂料800円も人気があります。

またおみくじもたくさんの種類があり、十日恵比須神社オリジナルの「めでたいみくじ」初穂料100円や「開運おみくじ」初穂料300円が人気です。

十日恵比寿神社の御朱印

十日恵比須神社の御朱印は1種類です。

社名の墨書きと共に「筑前博多」の墨書きが入ります。

初穂料は300円です。御朱印は社務所で頂くことができます。

十日恵比須神社オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。

アクセス方法

十日恵比寿神社には参拝者専用の駐車場がありません。

車で参拝する場合は、周辺のコインパーキングを利用しましょう。

車で移動するとJR博多駅から十日恵比須神社までは約10分です。

公共交通機関の場合、JR鹿児島本線「吉塚駅」下車、徒歩で約5分です。

市営地下鉄「千代県庁口駅」で下車し、徒歩で約5分です 。

まとめ

十日恵比須神社についてご紹介しました。

商売繁昌と縁結び祈願で知られていますが、もっとも境内が賑わうのが正月大祭です。

空くじなしの福引で一年の開運を引き当てに出かけましょう。

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