水鏡天満宮の御朱印やお守りをご紹介!福岡「天神」の名の由来とは?

福岡の全国的に有名な神社といえば太宰府天満宮ですが、天神にも天満宮があります。

それが水鏡天満宮です。

しかも水鏡天満宮は、福岡市内の地名である「天神」の明洋の由来ともなった歴史あるパワースポットです。

いったいどんな関係があるのでしょうか。

気になりますよね。

この記事ではそんな水鏡天満宮の歴史や御朱印、お守りなどについてご紹介します。

参拝の参考にどうぞ。

水鏡天満宮の歴史

水鏡天満宮(すいきょうてんまんぐう)は福岡市中央区に鎮座する神社です。

お祀りするのは天神さまの名称で広く信仰されている菅原道真公です。

くわしい創建年数についてはハッキリしません。

しかし現在の社殿は福岡藩の二代目藩主である黒田忠之が再建したものと伝わっています。

社殿の「木鼻」の部分は神獣やお祀りする神さまにちなんだ様々な彫刻が施されますが、水鏡天満宮の木鼻には天神さまと縁の深い梅の木の枝があしらわれています。

また水鏡天満宮の南側の鳥居には「天満宮」の文字が掲げられていますが、これは内閣総理大臣・広田弘毅氏の小学校時代の揮毫と伝わっています。

福岡出身の昭和の政治家であり、学問の神さまをお祀りする神社にぴったりの人選です。

水鏡天満宮は合格祈願のご利益が頂けるパワースポット

水鏡天満宮は他の天満宮と同じく、合格祈願や学業向上のご利益を授かることができるパワースポットです。

太宰府天満宮も合格祈願の名所として名高いですが、水鏡天満宮は九州屈指の繁華街・天町に鎮座するお社ということもあり、買い物などちょっとしたお出かけのついでに立ち寄って参拝できると人気を集めているスポットです。

また境内には荒木田稲荷社、秋葉社、大黒社といった境内社が建ち並んでいます。

これらの境内社に参拝すると、商売繁盛や家内安全、縁結びのご利益を授かることができます。

福岡「天神」の名前の由来は水鏡天満宮との関係があった

福岡の太宰府といえば、菅原道真公のお墓があり太宰府天満宮が全国的にも有名ですよね。

古代においての太宰府は交通の要所として非常に重要な拠点として知られていました。

とはいえ、京都で文人・学者・政治家として活躍していた菅原道真公にとって太宰府への転勤は左遷でした。

失意の中赴任してきた菅原道真公ですが、四十川(現在は薬師院新川と呼ばれている)の水面にうつる自分の顔を見て

「魂は死後もこの地に留まり人々を見守る神となるだろう」

と預言めいたことを口にしたと言われています。

その死後、生前の菅原道真公の言葉をうけて今泉に「水鏡天神」通称「容見(すがたみ)天神」が建立されました。

1612年に福岡城が築城されますが、城の鬼門を守るために初代福岡藩主・黒田長政によって水鏡天神は現在の位置に転座します。

それ以降、天神さまの鎮座する場所ということで「天神」と呼ばれるようになり、現在の地名として残されているというわけです。

水鏡天満宮のお守り

水鏡天満宮は学問の神さまをお祀りする神社です。

そのため学問に関係するお守りが人気です。

白地に金色の刺繍糸で梅の花があしらわれた上品なデザインが目をひく「学業成就御守り」初穂料500円や、「ランドセル御守り」初穂料800円などがあります。

また菅原道真公と縁の深い鳥である鷽の姿を模した置物、「木うそ」初穂料1000円も人気があります。

鷽は災厄を祓い幸運を運ぶ鳥として知られています。

自宅に飾っておくと開運厄除けのご利益をもたらしてくれます。

水鏡天満宮の御朱印

水鏡天満宮の御朱印は1種類です。

社名の墨書きと朱印の入るシンプルなデザインです。

初穂料は300円です。

社務所で御朱印が頂けます。

神職の方が忙しい場合や不在の場合は、お守りなどと一緒に並んで御朱印の書き置きが並べられています。

こちらは箱にお金を納めて1枚戴く形になっています。

また水鏡天満宮は必ず参拝した後でなければ御朱印を頂くことができません。

まずは本殿にて参拝を済ませてから社務所にうかがいましょう。

また両替がないように、きちんとお金を用意しておくことも大切です。

水鏡天満宮オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。

アクセス方法

水鏡天満宮には参拝者専用の駐車場がありません。

公共交通機関を利用する場合、地下鉄空港線「天神駅」下車、徒歩で約3分です。

地下鉄箱崎線だと「中洲川端駅」下車、徒歩で約7分です。

西鉄「福岡駅」下車、徒歩で約5分です。

近くには福岡市文学館があり、明治期に東京駅の設計を手がけたことで有名な辰野金吾氏が設計した赤煉瓦の建物を今でも見学することができます。

水鏡天満宮だけではなく、周辺も散策するのがおすすめです。

まとめ

水鏡天満宮についてご紹介しました。

福岡天神の名前の由来となった、天神さまをお祀りする神社です。

福岡藩主であった黒田家にゆかりの深い神社でもあります。

御朱印を頂くこともできますが、きちんと参拝を済ませてからうかがうなど、礼儀作法については細心の注意が必要です。

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