太宰府天満宮のご利益は合格祈願!お守り・御朱印の種類や値段も解説

太宰府といえば教科書にものっている菅原道真公と、ゆかりの深い太宰府天満宮が頭に浮かぶという人も多いのではないでしょうか。

全国にある学問の神さまをお祀りする天満宮の総本山だけあり、受験シーズンにはかなりの人出で知られます。

自分の受験に関係して参拝するだけではなく、知り合いや親戚に頼まれて合格祈願に訪れるという人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、参拝する前に知っておきたい太宰府天満宮のお守りや御朱印の種類・値段について解説します。

参拝の参考にどうぞ。

太宰府天満宮の歴史

太宰府天満宮は919年に創建されたお社で、全国にある天満宮の総本社です。

お祀りするのは菅原道真公です。

菅原道真公は京都に845年頃に生まれた文人であり、学者や政治家としても活躍した人物です。

しかし政争に敗れ太宰府へと左遷されそのまま一生を終えました。

墓も太宰府に作られましたが、その後無罪が証明され神格化されます。

京都に鎮座する北野天満宮も天神さま信仰の中心地ですが、太宰府天満宮は特に菅原道真公の霊廟がある地として格別の信仰を集め、初詣には毎年200万人以上の人々が集まります。

もともとは近くのお寺に遺体を埋葬する予定でしたが、牛車で菅原道真公の遺体を運んでいると、現在の太宰府天満宮の位置で牛が動かなくなってしまいました。

そのためこの地にお墓を建て、さらにお社が建設されたといわれています。

近年では学問の神さまとして崇拝される菅原道真公ですが、太宰府天満宮が創建された当時、都では疫病や天変地異が蔓延していました。

それに加えて菅原道真公の死後30年の間に、左遷に追い込んだ高級貴族やそれを見て見ぬフリをした皇族などが相次いで夭死しています。

そのため朝廷は「菅原道真公の怨念」をおそれ、その魂を鎮めるために様々な慰撫の措置がとられます。

太宰府天満宮の建立ははその措置のひとつです。

太宰府天満宮で合格祈願のご利益を頂こう!

菅原道真公は優れた学者であり、幼少期からその才覚を発揮したことから、合格祈願や学業向上のご利益をもたらす神さまとして信仰を集めています。

天神さまの象徴でもあるなで牛の像が境内に鎮座していますので、合格祈願の参拝に訪れた際は神牛をなでて智恵を授かりましょう。

10月18日には毎年「特別受験合格祈願大祭」が開催され、多くの受験生やその家族が参拝に訪れます。

また合格祈願のご祈祷も人気があります。

祈祷料は5000円からで、特別な合格祈願御守りとお札を授与して頂けます。

ご祈祷を受けず、合格祈願のお守りや鉛筆を購入する人も多いです。

合格祈願鉛筆は6本セットになっており、1本1本に応援メッセージが彫られています。

直接参拝できなくても、合格祈願のお守りを郵送で授与して頂くこともできます。

公式ホームページから申込書がダウンロードできますのでご利用下さい。

太宰府天満宮のお守りの種類や値段

太宰府天満宮は他の神社に比べ、圧倒的に学問のご利益に関するお守りがたくさんあります。

まず袋型の学業守りは初穂料800円です。

ストラップタイプの学業きんちゃく守りは初穂料1000円です。

梅柄の千代紙で作られた学業身守りは初穂料1000円で、郵送で授与してもらうことも可能です。

また学問関連のお守り以外にも、「就職成就御守」初穂料1000円や「勝守」初穂料1000円、キーフック型の「交通安全守」初穂料1300円、飛び梅伝説にちなんだ「航空安全御守」初穂料700円などもあります。

北野天満宮で行われるうそ替え神事に登場する鷽は幸福を運ぶ鳥としても知られており、それにちなんだ「幸せおまもり」初穂料1000円はちりめんでつくられた鷽がついたストラップタイプのお守りです。

また最近では「叶糸」と呼ばれる青い紐に梅の花のシルバーチャームがついたお守りがSNSを中心に人気を集めています。

初穂料は1500円です。

夢を叶えたい人にぴったりのお守りです。

ちなみに太宰府天満宮の御神酒は梅酒です。

大きいサイズは700円、小さいサイズは500円です。

大人向けのお土産にはぴったりです。

太宰府天満宮の御朱印

太宰府天満宮で頂ける御朱印は2種類あります。

「太宰府天満宮」の墨書きと梅の花の朱印が入ったものと、「天開稲荷社」の墨書きが入った御朱印の2つです。

天開稲荷社は開運の神さまであり、九州最古の稲荷社としても知られています。

初穂料はそれぞれ300円です。

御朱印は授与所で頂けます。

太宰府天満宮の授与所は本殿の左右二ヶ所にありますが、どちらでも同じように御朱印を頂くことができます。

受付時間は7:00~17:00です。

太宰府天満宮オリジナルデザインの御朱印帳は、社紋でもある梅の花をあしらったグリーンのデザインの御朱印帳と、黒字に赤系の色の梅の花が散ったデザインの御朱印帳の2種類です。

グリーンがベースの御朱印帳は全国天満宮梅風会のデザインになりますので、太宰府天満宮以外の天満宮でも手に入るところがあります。

初穂料はそれぞれ1500円です。

また人気アパレルブランドBEAMSとコラボして作られた数量限定の御朱印帳もあります。

こちらはうそ替え神事でおなじみの鷽(うそ)と梅の花があしらわれたデザインで、初穂料は2000円です。

アクセス方法

最寄りのインターチェンジは九州自動車道太宰府ICです。

太宰府ICから太宰府天満宮までは車で約15分です。

ただし初詣や受験シーズンとなる1~3月の土日になると大混雑になります。

特に初詣期間は通常であれば15分の道のりを進むのに数時間かかります。

混雑する時期は公共交通機関を利用した方が便利です。

公共交通機関を利用した場合、西鉄太宰府線「太宰府駅」下車、徒歩で約5分です。

JR鹿児島本線だと「二日市駅」下車、西鉄バスで約25分です。

ただし便数が少ないですので注意が必要です。

まとめ

太宰府天満宮についてご紹介しました。

全国で信仰されている天神さまの総本社の1つで、初詣でも日本屈指の人出をほこる神社です。

受験シーズンともなれば数多くの人々が合格祈願に訪れます。

遠方でなかなか参拝できなくても、郵送でお守りを授与して頂けますので受験シーズンの心強い味方です。

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