厄年の人は大晦日から元旦にかけて1年の厄除け祈願におでかけすることが多いですが、博多では厄年以外の人もみんなで仲良くお詣りすることで一人が負担する厄を軽減させようという風習が根付いています。
そのため厄除け祈願で有名な神社はどこも大晦日の参拝客でにぎわいます。
そんな厄払いが人気のパワースポットの1つが若八幡宮です。
この記事ではそんな「厄八幡」の名称で多くの人から信仰されている若八幡宮についてくわしくご紹介します。
御朱印やお守り、気になる大晦日の様子まで解説しますので、参拝の参考にどうぞ。
若八幡宮(厄八幡)はどんな神社?
若八幡宮は福岡市博多区に鎮座する神社です。
お祀りするのは大鷦鷯命(おおさぎのみこと)・大乙貴命(おおなむちのみこと)・少彦名命(すくなひこなのみこと)です。
大鷦鷯命とは仁徳天皇を指します。
そもそも本社ににお祀りする神さまの御子神を「若宮」と呼ぶ習慣があります。
八幡宮に祀られているのは八幡大神(応神天皇)です。
つまり「若八幡宮」にお祀りするのは応神天皇の御子にあたる「仁徳天皇」というわけです。
若八幡宮は厄払いのご利益で有名なパワースポット
若八幡宮は「厄除け八幡」と呼ばれており、九州圏内では最も厄払いで有名な神社です。
厄払いは数え年で前厄・本厄・後厄を迎える人が大晦日から2月3日までにかけて一年間の厄除けと無病息災を願う行事です。
なぜ2月3日までかというと、数え年は2月3日を基準に数え方が切り替わるためです。
若八幡宮は大晦日に大々的な厄除け祈願祭が執り行われますが、様々な都合で大晦日に参拝できなかった人たちなどで2月3日までは平日でも混雑する厄除け祈願で有名なパワースポットです。
その他にも境内には延命開運地蔵が安置されており、運気を上げ健康長寿のご利益をもたらしてくれます。
若八幡宮の大晦日の混雑状況について
大晦日になると若八幡宮では「年越厄除大祭」が執り行われます。
この期間中は、普段は9:30~16:30で受け付けられる厄除け祈願が11:00~深夜0:00までと変わります。
そのかわり準備と後片付けのため12月16日~12月30日、1月1日は厄払いのご祈祷を受けてもらえません。
また年越厄除大祭は新暦と旧暦の両方行われます。
新暦に従うと12月31日、旧暦に従う場合は年によって異なります。
2018年は2月15日、2019年は2月4日、2020年は1月24日というように変わります。
若八幡宮の公式ホームページで旧暦年越厄除大祭の日程については案内がありますので、そちらをチェックすると間違いがありません。
厄払いのご祈祷料は志納ですが、相場だとおよそ3000円~5000円となっています。
厄払いは一気に100名ほどが合同で受ける形になります。
ご祈祷にかかる所要時間は約20分です。
そのため午前中一番に並んでおくと待ち時間は比較的短くて済みますが、夕方からは大混雑になり、天候が良い年にはなんと3時間並んだということもありました。
防寒対策はしっかりしておきましょう。
普段であれば厄払いご祈祷を受ける前に待合室で待つことになりますが、大晦日は待合室に辿り着くまでが長いです。
若八幡宮のお守り
若八幡宮の神符は初穂料800円です。
常に身につけ八幡大神のご加護を授かることができる肌守りは袋入りで赤色と紫色が初穂料700円、白色は初穂料1000円です。
また厄除けのお守りは初穂料700円です。
厄払いのご祈祷を受けると、お菓子やお箸と一緒に「祈願章」を頂きます。
この祈願章は翌年にまた若八幡宮に返納することとなります。
厄年は本厄の前後、前厄と後厄も神社でご祈祷を受けた方がいいとされています。
ですので合計3年間祈願章の授与と返納を繰り返すことで、無事に厄払いを済ませることができます。
若八幡宮の御朱印
若八幡宮の御朱印は1種類です。
社名の墨書きと共に「厄除神」の墨書きが入ります。
初穂料は300円です。
社務所で頂くことができます。
受付時間は9:30~16:30です。
元旦と旧正月は厄払い神事のために御朱印の授与はできませんのでご注意下さい。
若八幡宮オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。
アクセス方法
若八幡宮には参拝者専用の駐車場がありません。
周辺にはコインパーキングがありますが、大晦日は駐車場に辿り着くまでの混雑もひどいので公共交通機関を利用した方が良いでしょう。
普段の参拝でしたら、博多駅前にある友杉立体駐車場が若八幡宮の契約駐車場となっています。
ご祈祷を受ける場合は駐車場のサービス券をもらえますので、必ず駐車券をもってご祈祷受付を行いましょう。
友杉立体駐車場から若八幡宮までは徒歩で約8分ほどです。
公共庫通気管を利用する場合、JR九州「博多駅」下車、徒歩で約10分です。
また市営地下鉄空港線を利用すると「祇園駅」下車、徒歩で約6分です。
まとめ
若八幡宮についてご紹介しました。
福岡のみならず、九州で「厄払いといえば厄八幡」と呼ばれ名を知られたパワースポットです。
大晦日の厄払いご祈祷は普段とは受付時間が異なる上、かなりの待ち時間となりますので準備はしっかりしてお出かけしましょう。
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