宮地嶽神社の光の道はいつ見れる?ご利益・しめ縄・奥の宮八社・御朱印も紹介

西に沈む夕陽の姿に、古来より人々は極楽浄土の姿を重ねてきました。

福岡県福津市にはそんなあの世とこの世をつなぐ「光の道」が年に数回見られ、全国的に注目を集めるようになっています。

いったいどんな景色なのか、どんな条件下で目にすることができるのか気になりますよね。

この記事では光の道を目にすることができる宮地嶽神社についてご紹介します。

光の道だけではなく、ご利益やしめ縄、御朱印などについてもお伝えしますのでおでかけの参考にどうぞ。

宮地嶽神社は開運・諸倍繁盛のご利益が頂けるパワースポット

宮地嶽神社(みやじたけじんじゃ)にお祀りするのは神功皇后を中心に勝村大神・勝頼大神です。

社殿によると神功皇后も三韓征伐の際、この地を訪れ戦勝祈願の祈りを捧げたのがそのはじまりだとされています。

全国に点在する宮地嶽神社の総本社ですが、かつては宗像神社の摂社の1つでした。

境内には古墳時代の円墳が出土しており、古来より人々が住んでいた特別な場所だったということが分かっています。

出土品は太宰府にある九州国立博物館に収められています。

宮地嶽神社では、神社の縁起にちなみ開運のご利益と商売繁盛のご利益を授かることができるパワースポットとして知られています。

何事にもうち勝ち、自らの運勢を切り開くご利益になります。

参道では宮地嶽神社のご利益にちなみ、必勝祈願のダルマや商売繁盛の招き猫を売るお店が軒を並べています。

光の道は2月・10月が狙い目

「光の道」とは宮地嶽神社の境内から参道を見下ろすとまっすぐに玄界灘に伸びる道を夕日が照らす現象を指します。

夕日の光がまっすぐに参道を照らし出す光景はまさに「光の道」です。

JALのCMをはじめ、メディアでも取り上げられることが多い神秘的な光景を写真や映像で見たことがあるという人は多いのではないでしょうか。

幻想的な風景ですが、いつでも見られるというわけではありません。

天体の運行がカギとなる現象のため、条件が整う2月と10月が狙い目です。

毎年微妙に見られる時期が前後しますが、2月に開催される「光の道ウィーク」期間中であれば雨が降らなければ見逃すことはありません。

期間中は「夕陽の祭」が開催されますので、宮地嶽神社の公式ホームページの告知を見逃さないようにチェックしておきましょう。

期間中は先着順で参道の階段に座って光の道を観賞できるほか、祈願料5000円で特別席からの観賞(事前予約が必要)できます。

光の道は無理でも、夕方になると玄界灘に沈む夕日を境内から眺めることができるので、参道の階段を登り切ったら一度立ち止まって背後を振り返り、絶景を堪能するのがオススメです。

古くから地域の人々から信仰されてきたこともあり、参道には様々なお店が並んでいます。

中でも神社の社紋である松をあしらった「松ヶ枝餅」が有名です。

宮地嶽神社のしめ縄

本殿に掲げられたしめ縄は日本一の大きさで知られています。

重さは約3トンもあり、使用されるワラは御神田で昔ながらの手法によって育てられた稲が使用されています。

毎年新たな物に掛け替えられますが、しめ縄作りから交換まで、延べ1500人もの人たちが関わっています。

大きいだけではなく、宮地嶽神社が現在も人々の信仰によって支えられているということを象徴するものです。

境内にはその他にも日本一を誇る物があります。

それが大鈴と大太鼓です。

どちらも信仰の厚さを目に見える形に表現して奉納したものです。

宮地嶽神社の奥の宮八社

宮地嶽神社の境内に鎮座する8つのお社をまとめて「奥の宮八社」と呼びます。

8つのお社すべてを参拝すると大願成就のご利益を授かることができるといわれています。

奥の宮八社とは水神社・薬師神社・七福神社・稲荷神社・恋の宮・不動神社・万地蔵尊・三宝荒神を指します。

中でも不動神社は史跡に指定されている、日本国内で発掘された物の中では最大規模を誇る横穴式石室古墳の中にお不動さまをお祀りしている珍しいお社です。

宮地嶽神社に参拝したら、本殿だけではなく奥の宮八社も参拝しておきましょう。

宮地嶽神社の御朱印

宮地嶽神社では9種類の御朱印を頂くことができます。

まず本殿近くの授与所で頂ける御朱印が、宮地嶽神社の墨書きが入った御朱印です。

薬師神社の横にある授与所と不動神社横の授与所では、奥の宮八社それぞれの御朱印が頂けます。

三ヶ所の授与所で頂ける御朱印をあわせると9種類です。

初穂料はそれぞれ300円です。

御朱印以外にも奥の宮八社をめぐるスタンプラリーもあり、こちらは無料です。

授与所は7:00~19:00の間、開いています。

宮地嶽神社オリジナルデザインの御朱印帳は、社殿があしらわれたデザインです。

同じデザインでピンクやグリーンなどの色違いが存在します。

初穂料は1500円です。

サイズが16cm×11cmです。

アクセス方法

宮地嶽神社には参拝者用の無料駐車場が約600台分あります。

公共交通機関を利用する場合、西鉄貝塚線西鉄「新宮駅」で下車し、津屋崎橋行バスにのります。

「宮地嶽神社前」バス停で下車してすぐ目の前です。

もしくはJR鹿児島本線「福間駅」下車、徒歩で約35分です。

駅前から神湊行バスに乗ると「宮地嶽神社前」バス停で下車してすぐ目の前です。

光の道が見られる期間は参道の一部が15:00以降は通れなくなるほか、かなりの混雑となりますので車で出かける場合は時間に余裕を持って出かけた方がいいです。

まとめ

宮地嶽神社についてご紹介しました。

開運や商売繁盛といったご利益はもちろん、奥の宮八社を参拝すると大願成就のご利益を授かることができます。

また宮地嶽神社には「しめ縄・大鈴・大太鼓」の3つの「日本一」があるなど見どころもたっぷりあります。

玄界灘と神社の参道をつなぐ幻想的な光景「光の道」は2月と10月の期間限定ですので、参拝時期に気をつけておでかけしましょう。

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