海元寺の閻魔祭はこんにゃく必須!?御朱印・お守り・閻魔堂も解説

博多区では「こんにゃく婆さん」の合い言葉でお馴染みの閻魔祭が海元寺で執り行われています。

こんにゃくと閻魔祭にどんな関係があるのか気になりますよね。

この記事では海元寺についてくわしくご紹介します。

御朱印やお守り、おみくじ、閻魔堂についても解説しますので参拝の参考にどうぞ。

海元寺の歴史

海元寺は浄土宗の寺院です。

1396年に創建されました。

黒田長政のお国入りの際、現在地に遷座しています。

観音堂には西国33ヶ所霊場の観世音菩薩さまが安置されており、西国まで行かなくても霊場巡りができます。

地獄の裁判官をお祀りする閻魔堂があることでも有名です。

また毎年11月にあるライトアップウォークというイベントでは、閻魔像をはじめ地獄の光景と、観音堂の極楽の光景がライトアップされます。

ライトアップウォークの観覧チケットは毎年9月頃から参加するお寺や事務局で販売されますので、興味のある方は前売り券をご購入下さい。

若干ですが当日券もあるようです。

海元寺の閻魔祭にはこんにゃくをお供えしよう

海元寺には閻魔像をお祀りする閻魔堂があります。

もともとは自性院というお寺に安置されていた閻魔像ですが、海元寺に移され崇拝されるようになりました。

毎年1月16日と8月16日には閻魔祭が執り行われます。

閻魔祭ではこんにゃくをお供えします。

なぜこんにゃくをお供えするのかというと、三途の川で死者から着ている服を奪う奪衣婆(だつえば)の好物がこんにゃくだからです。

奪衣婆は剥ぎ取った服を木の枝に掛け、どれくらい枝がたわんだかによって罪の程度をはかるといわれています。

死後に面倒を見て貰うわけですから、生きているうちから好物をお供えしてご挨拶しておこうというわけです。

恐ろしい形相で描かれることが多い奪衣婆ですが、子どもの病気を治したり母乳がうまくでるようにしてくれたりと慈悲深い面もあります。

また灰汁をかためて作るこんにゃくをお供えすることで、下の病気を治してもらえるこうかもあるといわれています。

お供えするこんにゃくは持参してもいいですが、境内で100円で購入することもできます。

海元寺のお守り・おみくじ

海元寺のお守りには閻魔さまの姿が描かれています。

一体500円で、病気平癒・厄除けのご利益を授かることができます。

また海元寺オリジナルのおみくじ「閻魔みくじ」が人気です。

閻魔さま人形の体の中におみくじが入っています。

一体300円です。

閻魔さまは様々な色の服を着ています。

ガチャポンの機械から出てくるので、どんな閻魔さまが登場するかはお楽しみです。

全身金色の閻魔さまがでたら大吉です。

海元寺の御朱印

海元寺の御朱印は1種類です。

「えんま大王」の文字が入ります。

初穂料は300円です。

御朱印は寺務所で頂けます。

自宅を兼ねていますので、朝早い時間や夜遅い時間にお邪魔しないようにしましょう。

海元寺オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。

アクセス方法

海元寺には参拝者専用の駐車場がありません。

車で参拝する場合は周辺のコインパーキングを利用するようにしましょう。

公共交通機関を利用する場合、福岡市営地下鉄箱崎線「呉服町駅」下車、徒歩で約7分です。

西鉄バスを利用する場合、「蓮池」バス停より徒歩で約3分、「呉服町」バス停からは徒歩で約5分です。

まとめ

海元寺についてくわしくご紹介しました。

閻魔さまをはじめ、地獄の裁判官たちに会える焔魔堂では、年に2回閻魔祭が開催されます。

奪衣婆はこんにゃくが大好物なので、お供え物もこんにゃくが定番です。

おそろしい姿をしていますが、優しいところもあって閻魔さまと同じく厳しい面と仏のように慈悲深い面があります。

自分の振るまい次第で、どちらの面と巡り会うかが決まるのです

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