志賀島は博多湾に浮かぶ小さな島で、周囲は約10㎞ほどしかありません。
しかし国宝・金印が見つかった島として有名です。
福岡市内から志賀島に移動するためには陸路だけと海の中道を通ります。
その途中にある西戸崎には、地域の人々に深く愛されているパワースポットがあります。
それが西戸崎神社です。
いったいどんなパワースポットなのか気になりますよね。
この記事では福岡市東区に鎮座する西戸崎神社についてくわしくご紹介します。
ご利益はもちろん御朱印についてもお伝えしますので、志賀島観光の参考にどうぞ。
西戸崎神社の歴史
西戸崎神社(さいとざきじんじゃ)は志賀島(福岡市東区)にある西戸崎に鎮座する神社です。
お祀りするのは大国主命・素盞鳴命・神功皇后です。
西戸崎神社のはじまりは、1919年に起きたシベリア戦争に出兵する住民の無事や武運を櫛田神社や宮地嶽神社、香椎宮に参拝していたものの、交通の便が良くないために祇園社を祀ったのがそのはじまりです。
戦争が終わってもなかなか世の中の混乱はおさまらず、日々の心の支えに神社を求める声が住民から高まり寄付金が集められます。
そして念願叶い1953年に現在の位置に西戸崎神社が創建され、祇園社の御霊が移されたのです。
宮司は櫛田神社(福岡市博多区)の宮司が兼任する形になるので常駐していませんが、志賀島の人々から熱心に崇拝され現在に至ります。
境内では御潮井を頂いて帰ることができます。
ビニール袋でもいいですので、持ち帰り用の容器を持って参拝するのがおすすめです。
西戸崎神社の境内社は福岡最古の夫婦恵比須神社
西戸崎神社の境内に鎮座する夫婦恵比寿社は、室町時代に創建されたとみられる櫛田神社の末社です。
福岡県内に創建された恵比寿社の中では最古と呼ばれる歴史あるお社です。
1986年に櫛田神社から西戸崎神社へと遷座しました。
大祭日は毎年12月13日で、古式に則りこの日は徹夜で千座の祝儀がにぎやかに執り行われます。
西戸崎神社は開運・夫婦円満・商売繁昌のご利益が頂けるパワースポット
西戸崎神社では開運のご利益はもちろん、夫婦円満・商売繁昌のご利益を授かることができるパワースポットです。
素戔嗚尊は厄除けと運気を上げるご利益をもった神さまといて知られています。
戦争に旅立つ人の武運と、無事にまた帰ってくるように祈願するには最適な神さまだったといえます。
また夫婦恵比寿社にお祀りする夫婦神は、豊漁や海の幸の豊穣をもたらし商売繁昌と夫婦円満を司る神さまでもあります。
人々の生活を見守り、寄り添う神さまです。
西戸崎神社の社殿は海を見渡すロケーションに鎮座しており、博多湾とそこに生きる人々を見守ってくれています。
西戸崎神社の御朱印
西戸崎神社の御朱印は1種類です。
社名と共に「海の中道後御社」の墨書きが入ります。
初穂料は300円です。
社務所で御朱印は頂けますが、宮司さんが櫛田神社と兼任のため不在なことが多いです。
1回の参拝で確実に御朱印を頂きたいという場合は、参拝の日程をきめる前に櫛田神社まで電話で宮司さんの予定を確認してから出かけましょう。
櫛田神社で祇園山笠祭などの神事が執り行われる日は西戸崎神社の社務所は不在になると考えていいです。
西戸崎神社オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。
縁の深い櫛田神社には福岡らしいデザインの御朱印帳が種類豊富にそろっていますので、こちらを手に入れてから西戸崎神社を訪れ御朱印を頂くのもおすすめです。
アクセス方法
西戸崎神社に参拝者専用の駐車場はありません。
車で向かう場合は周辺の駐車場を利用しましょう福岡都市高速「香椎浜ランプ」を降りて海の中道大橋を目指して進むと辿り着きます。
公共交通機関での行き方をご紹介します。
まず西戸崎に渡るためには、博多埠頭(ベイサイドプレイス博多)から福岡市営渡船に乗って30分で西戸崎に到着します。
下車した場所からは徒歩で約9分あれば西戸崎神社にたどりつきます。
JR香椎線を利用すると「西戸崎駅」下車、徒歩で約7分です。
西鉄バスを利用すると「日出町」バス停下車、徒歩で約3分です。
まとめ
西戸崎神社についてご紹介しました。
福岡市東区のパワースポットであり、海の中道に鎮座する海を臨む町ならではの神社です。
地域の人々の信仰が詰まった、風情あふれる場所です。
ドライブの途中にぜひ立ち寄って、運気アップを運気アップを祈願しましょう。
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