博多駅周辺は最近になって再開発が進み、駅ビルも大きくリニューアルされてますます人々が集まる流行発信地となっています。
そんな駅ビルの屋上に、鉄道神社が鎮座していることをご存じでしょうか。
この記事では博多駅で参拝できる鉄道神社についてくわしくご紹介します。
三つある鳥居の意味についてもお伝えします。
博多駅ビル屋上に鎮座する鉄道神社とは
JR博多駅に隣接した博多駅ビル(JR博多シティ)屋上には鉄道神社が鎮座しています。
2011年に創建され、福岡市内にある住吉神社から勧請された住吉大神(底筒男命・中筒男命・表筒男命)をお祀りしています。
入場時間は10:00~23:00です。
つばめの杜広場と銘打たれた屋上庭園には鉄道神社の他、てんくうの広場やつばめ電車、花畑などがあります。
約50メートルほどではあるものの参道もあります。
つばめ電車は3歳以上一人200円です。
また地上約60メートルという立地から見下ろす博多の街並みや新幹線の様子を楽しむことができます。
鉄道神社の敷地内ではヘルマン・ルムシュッテルのレリーフがアート作品を鑑賞することができます。
ヘルマン・ルムシュッテルはドイツ人技師で明治期に日本にやってきて、日本に鉄道技術が導入されるように指導した人物です。
その他にも博多市街地の古地図や旧博多駅の柱などが展示されており、ちょっとした鉄道博物館のようになっています。
鉄道神社の三つの鳥居の意味
鉄道神社までの参道には三つの鳥居が鎮座しており、それぞれに意味を持ちます。
まず一の鳥居は「星門」と呼ばれています。
星門では魔や災難を祓います。次に二の鳥居は「福門」と呼ばれています。
この福門では福を招き寄せます。
そして三の鳥居は「夢門」と呼ばれています。
良縁と結びつくご利益を授かることができます。
つまり三つの鳥居をくぐるだけで、神さまに参拝するのにふさわしい悪縁切りを実現し、良縁とつながりやすい状態になっているというわけです。
鉄道神社は交通安全のご利益を授かることができる
鉄道神社にお祀りする住吉三神はかつて神功皇后が三韓征伐に出陣した際、その道中を守護した神さまです。
そのため交通安全のご利益を授けてくれる神さまとして広く知られています。
博多駅は言わずと知れた九州の鉄道の玄関口であり、ここから国内外にアクセスしている福岡空港にも移動できる場所です。
多くの人が仕事や観光で旅立つ場所であり、これからの旅の安全を祈願するのに、鉄道神社はぴったりです。
また鉄道神社の境内には「縁結び七福童子」の像が飾られています。
九州の地図の上で電車ごっこに興じる子どもたちの姿をしたオブジェです。
恋愛だけではなく、人と人の縁を繋ぐご利益を授かることができます。
制作したのは奈良を代表するマスコット「せんとくん」で知られる彫刻家・薮内佐斗司氏の作品です。
このオブジェの子どもたちの頭を撫でると願いが叶うといわれています。
九州新幹線開通にあわせて発表されたCMでは、新幹線を通して九州の人々が1つにつながるドキュメンタリーCMが発表され、大反響を呼びました。
そんな縁を繋ぐ新幹線の発着駅で縁結びを祈願できます。
アクセス方法
鉄道神社は博多駅屋上にあるつばめの杜広場に鎮座しています。
アミュプラザからエレベーターで屋上まで移動しましょう。
博多駅には専用駐車場もあり、車でアクセスしやすくなっています。
またJRはもちろん、福岡市営地下鉄や各種バスも接続があります。
まとめ
鉄道神社についてご紹介しました。
交通安全祈願はもちろん、縁結びのご利益もある神社です。
また博多の街並みや電車の様子を見下ろすことができる絶景のロケーションやつばめ電車など、老若男女を問わず楽しめるパワースポットでもあります。
博多駅を訪れた際は駅ビルでのお買い物だけではなく、屋上転園に立ち寄って鉄道神社も参拝しておきましょう。
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