福岡には歴史ある寺社仏閣がが数多くありますが、中でも安産祈願といえば宇美八幡宮が有名です。
いったいどうしてでしょうか。
気になりますよね。
この記事ではそんな宇美八幡宮のお守りや御朱印、子安石についてご紹介します。
参拝の参考にどうぞ。
宇美八幡宮の歴史
宇美八幡宮(うみはちまんぐう)とは糟屋郡宇美町に鎮座する神社です。
お祀りするのは応神天皇・神功皇后・玉依姫命・住吉大神・伊弉諾尊です。
くわしい創建年数は分かっていませんが、社伝によると6世紀頃の創建となっています。
かつて神功皇后が三韓征伐を成功させて九州へと帰還した際、応神天皇を出産した場所に社殿を創建し、応神天皇を祀ったのがそのはじまりだとされています。
「産み」という言葉から「宇美八幡宮」という名称が付けられたといわれています。
宇美八幡宮の参道には子安餅が売られ、安産祈願やお宮参りに訪れる人たちのお土産として人気があります。
宇美八幡宮は安産祈願のご利益があるパワースポット
宇美八幡宮の鎮座する周辺で神功皇后が応神天皇を出産したことから、宇美八幡宮は安産祈願のご利益を授かることができるパワースポットとして知られています。
境内にはこの出産の際、神功皇后がすがりついたと伝わる「子安の木」や、応神天皇を出産したときに使用された産湯の水と伝わる御神水があります。
また境内には日本で初めて助産師としての役割を果たしたと言われる人物をお祀りする境内社もあります。
戌の日には多くの妊婦さんが安産祈願に訪れます。
祈祷料は5000円からで、事前予約は必要ありません。
腹帯を持参すると御朱印を押して頂けますが、祈祷料10000円以上からは腹帯も神社側から授与して頂けます。
自分で持ち込んだ腹帯もご祈祷を受けたい場合は5000円のご祈祷で十分です。
授与品として安産祈願特別お守り・安産祈願特別絵馬・エコバック・ガーゼハンカチが頂けます。
また安産祈願だけではなく、子宝祈願の神社としても有名です。
「不妊治療中に参拝したら、その後の治療で無事授かった」という声も寄せられています。
子授け祈願のご祈祷を受けると、普段はお目にかかれない子授けの石を頂くことができます。
ご祈祷の受付時間は9:00~17:00です。
宇美八幡宮に参拝したら「子安の石」をお守りとして頂こう
境内社である湯方殿の前には「子安の石」が治められています。
妊娠した女性は宇美八幡宮に参拝し、この子安の石を授かって帰ると安産のお守りになるといわれています。
子安の石には赤ちゃんの生年月日、性別、名前が記入されています。
可能な限り出産予定日に近い日付と同じ性別の石を探し出して持ち帰ると良いとされています。
そして無事に出産したらお礼参りに宇美八幡宮に参拝し、授かった子安石と新たに自分で用意した石をもとの場所に返納するという習慣があります。
つまり子安の石は、人々の安産を加護した分だけが積み重なっているというわけです。
何とも心強い先達です。
一時期インターネットを中心に、この子安石が「子宝を授けてくれる力がある」といわれ、オークションなどで売買されていたようですが、子安石は子宝ではなく安産祈願の石です。
また神さまに参拝せずに通販で手に入れても本来の力は発揮されません。
子授け祈願も行っている神社ですので、実際に足を運んでご祈祷を受けた方が良いでしょう。
宇美八幡宮の御朱印
宇美八幡宮の御朱印は1種類です。
社名の墨書きが入り、「筑前宇美八幡宮参拝」のスタンプが押印されます。
このスタンプ、よく見ると八幡神の「八」とすべき部分が神さまのお遣いである鳩が向かい合う形になっています。
鳩というよりはひよこに近い、とっても愛嬌のある顔立ちです。
初穂料は300円で、社務所で頂くことができます。
宇美八幡宮オリジナルデザインの御朱印帳は境内にある推定樹齢2000年とも呼ばれるご神木の剪定木で作られた表紙に応神天皇の騎乗姿とデフォルメされたご神木と鳩、社殿のイラストが入ったものです。
通常の御朱印とは異なり見開き2ページにわたって御朱印が入る特別仕様です。
完全に手作りなので、木目が1つとして同じものがなく、大量生産できないため常に在庫があるとは限りません。
見つけた人はラッキーです。
初穂料は3000円です。
また五色の御朱印帳包みがあり、こちらは各色初穂料2000円です。
アクセス方法
宇美八幡宮には参拝者専用の無料駐車場があります。
公共交通機関を利用する場合、JR九州香椎線 「宇美駅」下車、徒歩で約10分です。
西鉄バス だと「宇美八幡宮」バス停で下車しすぐ目の前です。
まとめ
宇美八幡宮についてご紹介しました。
安産のご利益を授かることができるパワースポットとして知られています。
参拝したら子安の石を授かり、無事に出産を終えたら返納のためにまた参拝に訪れましょう。
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